胆石ブログ「痛みや食事をどうしたらいい?」

胆石の治療日記。胆石症に関する情報もまとめます

胆のう摘出しても影響はあるの?「デメリットほぼ無し」

胆石が続いてたら医者から「取った方が良い」と言われた。でも本当に取ってしまっても

影響は無いのか、デメリットは無いのか心配になるかと思います。

結論、胆のうを取っても特に影響はありません。

どうしてかというと、胆のうの機能は胆汁を濃縮して保管しているだけの、いわばタンクのような役割です。

タンクが無くなるだけで、作る場所と通る場所は残るんで、何も影響は出ません。

あえていえば、ちょっと胃もたれしやすいかもね。って感じ。

胆のうを摘出しても影響はほぼ無し

これはもう何年も前からの結果で、胆のうを取った所でデメリットはほぼ無いと言われてます。

胆のう摘出が治療法として確立されてから140年の歴史があって、覆ってないのが事実。

問題があれば別のもっと良い方法があるはずですからね。

胆石症の研究の歴史

胆石自体は、大昔・・・紀元前500年くらいから人間様は気付いてました。

人体に胆石を発見したのは1341年

1882年に胆のう摘出術が行われました。なので140年くらいの歴史があります。

腹腔鏡による摘出手術は1989年とおよそ30年前。

胆石症自体はかなりポピュラーな病気で、かなりの数を人類が経験してきてます。

その上で100年以上前から「胆のうは取る」と判断されていて、今でも続いてるという事は全く問題が無いという事です。

ちなみに、結石破砕も治療法にはありますが破砕した所で再発する可能性もある事から、王道な治療法ではないです。

結果的に胆石症には、胆のう摘出が最適だという結論に至ってます。

参考資料:胆石症の歴史-亀田治男(PDF)

ただし術後、一定期間は注意

胆のう摘出後の食事は、ちょっとばかり脂っこいものに気を付けましょう。

  • まだ体が慣れていない
  • 胃もたれしやすい
  • 他の臓器に負担がかかる

以上の理由から、毎食揚げ物のようなヘビー級の食事はしない方が良いです。

まぁ、そんな食習慣を続けると体そのものも壊しちゃうんで、結局寿命が縮むだけ。

一定期間を過ぎても、メチャクチャな食生活はしない方が良いですよ。

1ヶ月ほど、下痢になる事はある

常に肝臓から胆汁がだだ漏れ状態である事や、正しく油が消化されない事で下痢になりやすい事はあります。

ですが、これも食生活や体質によるので100%とは限りません。

食物繊維を多めに摂る事で、ある程度は防げるのかなぁとは思ってます。

これはマジで人によると感じているので、何とも言えませんな。

胆のう摘出後の食事制限はある?

結論からいうと、特にないです。

先ほども言いましたが、胆のうってのは胆汁を貯めておくだけの臓器なので、取ってしまっても消化に悪影響は出ません。

しかし油には注意

まだ胆のう摘出に体の機能自体が慣れてない時に油をバンバン中に入れると対応しきれないので、気持ち悪くなる事があるでしょう。

私がお世話になった大阪労災病院からは胆のう摘出した患者には、ガイドラインが配られます。

そこには退院1ヶ月後くらいまでは脂っこい食事を控えるよう書かれてます。

イメージとしては入院中の食事を心がけるように・・・との事。(笑)

入院中の食事は、そこまでバランスに優れてるワケではないですがジャンキーな食べ物は無いし、カロリーに関してはキッチリ計算されてます。

揚げ物を控えめに。食事量も控えめにする事がポイントですね。

脂質ゼロはダメ

脂質にも体にとっては大事な栄養素なので、摂らない事は不健康に繋がります。

どうせ摂るなら体に良いとされているオリーブオイルや、魚の脂を摂りましょう。

時にはラーメン+餃子という組み合わせを楽しんでも良いですよ。

胆摘後症候群

胆摘後症候群の種類

胆のう摘出後になんらかの症状がでる事は一応あります。

しかし、基本的には重大な疾患にはならないと言われてます。

胆摘後症候群の種類

  • 手術による胆管の損傷や血管損傷
  • 胆道の変位や、周囲への癒着
  • 胆管の塞ぎが不十分で漏れる

このような可能性がありますが、ほぼ確で術中や術後に発見できるものです。

そのために余裕のある人は術後数日は入院する事がオススメされてます。

他には退院後に・・・

  • 腹痛
  • 下痢
  • 食道炎
  • 逆流性胃炎

こんな症状が出やすくなります。私も実際に腹痛は時々出ますが胆石発作のような痛みは出ないし「ちょっとズキっとするな」って感じです。

あまりに続いて生活に支障が出るようであれば、すぐ病院に行きましょう。

食道炎や逆流性胃炎は分からないので、内視鏡検査を受けてみないと何とも言えません。

これは胆汁が常に出ている状態だから、十二指腸に刺激が起こる事が原因だと考えられてます。

ちなみに大腸がんが発生しやすいという指摘があるそうですが、医学的証拠が十分ではないと言われてます。

恐らく、油が正常に消化されない事による腸内細菌のバランスが変わる事とかが要因・・・?かもしれませんね。

なので、胆のう摘出後は食生活にはより気を付けた方が良いのかなぁと思います。

参考:東北労災病院-胆石症・胆のう

体の変化には気を付けよう

やはり、あるべきものが無くなっているので万が一にも影響が出るって事はあります。

だから冒頭で「影響はほぼ無し」と言いました。

なので胆のうを取った人は年1回人間ドックを受ける事をオススメします。

最低限、胃内視鏡検査と血液検査は受けた方が良いですね。

血液検査では炎症の有無と腫瘍マーカーを。胃内視鏡では食道や胃の状態を確認。

こういうのはバリウム検査では分からないので、少しツラいですが内視鏡検査を受けた方が確実です。

検査項目とかカスタマイズできる病院があれば良いですよね。

ココとココ気になるから、それだけ検査したいとか。まぁ気になったら全部いったほうが良いんですけど。(笑)

ちなみに堺市でオススメなのはペガサス馬場記念病院の脳ドックコースです。比較的安価で脳検査と全身検査が受けられます。

膵炎に注意

膵臓はぶっ壊れても再生しないし、結構重要な臓器です。

なので膵炎には特に注意しましょう。

膵炎の特徴

  • みぞおち辺りの腹痛
  • 背中にまで広がる痛み
  • 嘔吐
  • 発熱

膵炎は飲酒や脂質の多い食事の摂りすぎで起こる、と言われてます。

膵臓の機能が低下すると、Ⅱ型糖尿病になってしまいますよ。

胆のう摘出後、特に食事制限が無いとはいえ不摂生をすると次は別の臓器が壊れてしまうので、食生活はコントロールしましょうね。

すぐ気付く事が出来れば、ある程度の対処が可能ですが、膵臓は結構デリケートな臓器なので出来れば炎症を起こさない方が良いですよ。

血液検査でもある程度判断できるので、3ヶ月~半年に1度は近くの診療所にやってもらうのがベストでしょう。

一応、献血でも簡易測定できますよ。

参考:Medical Note-膵炎

まとめ:胆のうを摘出しても、ほぼ影響なし

胆のうは取ってしまっても、さほどデメリットは無いです。

しかし、意味のない臓器ってのは無いので、少なからず悪影響が出る可能性はあります。

なのでいつも体調の変化には気を付けて、定期的に血液検査などの検査を受けた方が良いですよ。

1番良いのは年1回の人間ドックですね。

病気は早期発見すれば、今の医療技術で完治できる可能性が結構高いです。

なので健康に長生きしたいなら、年4~5万円くらいは自分の体への投資としてお金を使いましょう。