胆石ブログ「痛みや食事をどうしたらいい?」

胆石の治療日記。胆石症に関する情報もまとめます

胆のう摘出手術の術後合併症に気を付けろ

腹腔鏡は、いくらリスクが低い低いとはいえリスクはゼロではないです。

手術中はもちろん、手術後も合併症リスクがあります。

今日はその辺の話をしようと思います。

手術を控えてる人とか、取ろうと考えている人にとっては怖い話になりますが、ほっとくと最悪死ぬ確率が上がるんで低リスクで済むうちに取る事をオススメします。

胆のう摘出手術の術後合併症に気を付けろ

胆のう摘出手術の術後合併症に気を付けろ

胆のう摘出手術の術後合併症でも特に気を付ける事は5つ。

  • 創感染
  • 胆汁漏れ
  • 癒着性腸閉塞
  • 術後出血
  • 肺炎

他にもありますが、そこまで深刻ではないので一旦省きます。

創感染

腹腔鏡手術によって出来た、お腹の傷口が感染症を起こす可能性があります。

これは術後に看護師や担当医師が傷口の経過を診るので、手遅れになる事はほぼ無いといってもいいと思います。

手術後のお風呂の入り方にも気を付けていれば、合併症リスクは限りなくゼロに近いです。

胆汁漏れ

胆のうを取った後に、胆管を塞ぎきれなかった事による漏れですね。

ほんの少量であれば、絶食で治りますが・・・多い場合は再手術になります。

この合併症については執刀医の技術力などに依存しますね。

癒着性腸閉塞

腹腔鏡手術だと、リスクはかなり低いらしいですが、まれに起こるようです。

やっかいなのが、手術後数年経過しても発生する可能性がある事。

軽度であれば絶食で軽快するけど、それでも良くならない場合は手術になります。

お腹のハリ、便秘、吐き気や嘔吐。脱水症状が見られた場合はかなり危ない状態。

なので術後の入院中は、何度も「お腹張ってませんか?」とか「ガス出てますか?」「お通じは?」って聞かれます。

退院した後もコレだけは常に頭の片隅にでも置いときましょう。

参考:公益財団法人-肥後医育振興会-癒着性腸閉塞(イレウス)

術後出血

ほとんどの場合は自然止血されます。

だけど、出血が多量になったら輸血や再手術になりますね。

この場合も執刀医の技術次第。

肺炎

かなり低い確率ですが、肺の弱い人やタバコを吸う人は合併症リスクが上がります。

家族にナイショで吸ってる人だろうが、何だろうが医者には喫煙や飲酒などは正直に言いましょうね。

あなたに落ち度があれば、医療裁判になった時に不利になりますよ。

その他、術後合併症

肝臓に対する何らかの影響が出る事も、たまーにあるそうです。

ですが、術後は血液検査もしながらの経過観察なので、おかしな事があればすぐ対処してくれます。

あとは抗生物質の投与による肝臓への負担ですが、大した事は無いレベルです。(元々が健康体であれば)

あとは、皮下気腫がありますが・・・これは勝手に治るんで心配ありません。

皮下気腫は、腹腔鏡手術で使うお腹に入れるガス(炭酸ガス)が皮膚に入ってしまう事。しばらくすると吸収されて無くなります。

胆のう摘出手術の術中合併症

胆のう摘出手術の術中合併症

全身麻酔で、まさに“まな板の鯉”である患者にはどうする事も出来ませんw

術中は100%医者の責任です。

だけど、患者側でも防ぐ事はできて、なるべく早く手術する事がポイントですね。

できる事は手術難易度を上げない事

炎症が出たら、もう諦めて胆のう摘出手術を受ける事。

そもそもお酒を飲み過ぎない。タバコを吸わない。といった、ある程度は健康的な生活を送っておく事。

まぁ、胆のうが悪くなる人はストイックな食生活も原因になりがちなんで、食生活の過度な制限が逆に悪くしちゃう事があるんですよね。

その辺はまぁ置いといて、特にタバコっすね。

あとは炎症をほっとく。とか、過去に上腹部の手術を受けた事がある人は、難易度が上がりがち。

どういう事かというと、よっぽどの腕を持ってないと、手術による癒着は起こりやすいんです。

とはいえ、難しいと判断されたら安全の為に開腹手術になるので、その辺はしゃーないと思いましょう。

余計な手間になるんで、医者には隠し事をしないように。(笑)

主に術中の損傷が起こりやすい

慎重な手術が行われますが、まれに損傷を起こしてしまう事があります。

つっても、全身麻酔中なんで損傷があったとしても縫合で処置済み。

よっぽどバカな事をしない限りは、損傷も軽度で済みますよ。

リスクばっか挙げたけど、早期手術のメリットはデカい

今回は手術によるリスクを中心にお話しましたが、早々に手術して胆のうを取る方がメリットがデカい事は確かです。

胆石や胆のう炎は、ほっとくとマジで冗談じゃなく死に近付きます。

最悪のシナリオは敗血症。

ロッテで監督をしてた金田正一氏が、急性胆管炎による敗血症で亡くなってます。

私の場合は「急性胆のう炎」だったので、まだ死亡リスクが低い1%未満ですが・・・急性胆管炎は死亡率10%と10倍以上。

胆管炎にまでなる前に、まずは石を持ってないかどうか1年に1度は検査しましょう。

石持ちの人で、自覚症状がないなら石を溶かし、食生活を見直し。

石持ちで痛みが出る場合は、胆のう摘出をした方が良いと思います。

胆のうを取っても大丈夫なん?と思うでしょうけど、特に問題が無いです。以下の記事にまとめてますので、よければどうぞ。

www.gallstone.info

参考サイト一覧

医療法人財団敬誠会-合志病院

胆のう摘出術を受けられる方のための手術についての説明書

http://www.gohshi.or.jp/emergency/img/tannnou_plan.pdf

社会医療法人恵愛会-大分中村病院

腹腔鏡下胆のう摘出術について

http://www.nakamura-hosp.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/02/fukukuukyou.pdf

医療法人財団明理会-東戸塚記念病院

胆石症の手術を受けられる方へ

https://www.higashi-totsuka.com/clinical_dept/surgery/surgery-explanation_004.html

医療法人友紘会-友紘会総合病院

胆嚢摘出術を行うことによる合併症

http://www.yukoukai.com/surgery/geka/chole/cholecystectomycomplicatuion.html