胆石ブログ「痛みや食事をどうしたらいい?」

胆石の治療日記。胆石症に関する情報もまとめます

昔の人も胆石に苦しんでた『胆石症の歴史』

そんなさぁ、食べなさすぎも胆石になるってんなら、昔の人も胆石になってたんじゃないの?

と思うでしょう。

その通りで、昔の人も胆石に苦しまされてたようです。

でも、何が原因なのかは長らく分からず、西暦1600年代になってようやっと胆石を取る手術が行われたそうです。

その辺の胆石の歴史を今回テーマにします。

【目次】

胆石の歴史:昔の人も胆石に苦しんでた

胆石の歴史:昔の人も胆石に苦しんでた

胆石そのものの歴史はかなり古く、紀元前1800年ごろのバビロニア人は認識してたそうです。

また紀元前500年ごろのヒポクラテスという、古代ギリシャの医者も胆石症について記述していた。

アリストテレスも肝臓と胆のうについて記載

ちなみに、胆石についての最初の記載はギリシャの内科医アレクサンダーだと考えられてます。

ミイラから胆石を発見

エジプトのミイラから胆石が発見されたり

湖南省長沙の馬王堆から出土した漢時代の夫人の遺体からも胆石が発見されてます。

紀元前2世紀ごろに作られた墓だと考えられてます。

また、江戸よりも前から日本でも胆石の痛みを訴える人はちょくちょく居たようで「癪(しゃく)だ」と言われてたようです。

癪ってのは、昔の日本においては

原因がよく分からん痛みをひっくるめて「癪」と言ってたみたいです。

しばらくは、対処不明

しばらくは、対処不明

記載内容などなど不明ですが、実際に胆石が体内から出されたであろう年は1618年

発見自体は、それよりも前で1341年のようです。

でも、どうすりゃいいのか良く分からなかったんでしょう。

胆道学会の総会記録には、ハッキリとは書かれてませんでした。

参考:日本胆道学会総会記録-胆石症研究の歴史と展望(PDF)

ただ、618年には熊の胆が登場していたそうです。

この熊の胆は今でいうウルソと同じで、熊の胆が日本に広がったのは江戸時代らしいです。

ついに胆のう摘出手術に

ついに胆のう摘出手術に

1882年になって胆のうの摘出手術が行われ始めました。

それまでは、胆のうを切り開いて石を取りだす方法が主流だったようです。

だけど、今なら「それ再発率高いよ」と考えられてて採用されませんが

内臓を取り除く、という結論には至らなかったんだろうと思います。

ただ、胆汁が漏れてしまうリスクがあったため、頭を抱えてたんじゃないかと・・・

1890年頃にはドイツを中心に「胆のう摘出手術」が普及

だけど、イギリスやアメリカで広く行われるまでにはちょっと時間がかかり、1910年以降のことです。

このように胆のうの摘出手術の歴史は、もう100年を超えています。

100年を超えていて、技術も進化していて、未だに胆石症に対しては胆のうを取るのがほぼ正解だろう。という結論のままなので、多分ですがこれ以上の治療法はないのかもしれません

知らんけど

参考:新庄徳洲会病院-胆石の手術の始まり

腹腔鏡による摘出手術は30年の歴史

腹腔鏡による摘出手術は30年の歴史

現在、胆のうの摘出は基本的には低侵襲の腹腔鏡が選択されます。

とまぁ難しい言葉を使いましたが

お腹を大きく切る必要が無い、腹腔鏡手術を選んでくれます。

これは、病院側にとっても患者側にとってもメリットがあります。

  • 入院期間が短くなるので、回転率が上がる
  • よくある症例なので、ある意味で患者に困らない
  • 痛みが少なく、早く退院できるので、様々な面で患者の負担が小さい

ただしデメリットがあって

  • 手術の難易度が上がる
  • 場合によっては腹腔鏡手術を中止する必要がある

といった部分がありますね。

だけども、ちゃんと検査を行ってから手術の方法は選択されますし、手術前の同意書には「もしかしたら開腹手術になりまっせ」と書いてます。

その辺は理解して手術に臨みましょう・・・

腹腔鏡にたどり着くまでには

腹腔鏡にたどり着くまでには

様々な人が胆石の研究をしてました。

成分や他の治療法とか・・・

ちなみに内視鏡の方がかなり歴史は古く、それっぽいものは古代ギリシャの時には既にあったようです。

まぁ直接、身体の中の観察を試したのは1805年の事

1932年には胃の観察が出来るようになりました。

そして1950年には、あのオリンパスが開発を手掛けて試行錯誤の結果、内視鏡が完成。

1975年頃には、ファイバースコープがぶち込まれて、飛躍的に進化しました。

このころは、内視鏡を使って何とかしようと思ったのか

今でもやっているERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)などの術式が開発されました。

内視鏡を使って造影剤をぶち込み、レントゲンで中の状態を確認する方法。

これで胆道に石があるかどうか確認します。

また、砕いて取り出す事もできます。

参考:OLYMPUS-内視鏡の機嫌

胆石症は人類が長年苦しんできた病気だった

胆石症は今よりも食事が簡単、手軽にできる時代では無かった昔から苦しんできた病気だったようです。

だけど、色々な人の研究で今は早期発見・早期対処でかなり死亡リスクの低い病気になったんだろうと思います。

ほんと、現代に生まれてよかった。日本に生まれてよかった。と思いますね。

結論、食べなさすぎも胆石リスクが上がるから、気を付けろって事。

他の動物は胆石にならんのか

他の動物は胆石にならんのか

ここでちょっと疑問に思うのが、他の動物って胆石にならんの?って話。

はい、動物の種類によりますが胆石になります。

犬や猫は胆石になることがあるそうです。

ただ、人間のようなコレステロールによるもんじゃなくて、ビリルビン性の胆石になりやすいらしい。

参考:動物病院研究室-胆石症とは

魚にも胆のう(苦玉)ってあるんですけど、魚に関しては分かりませんでした。

まぁ食ってるものとか、食うスタイル的には胆石になりづらいんじゃないの?とは思います。

ちなみに胆のうが無い動物も居ます。

馬・鹿・ゾウ・ラクダ・クジラ系・リス・ヤマアラシ・ネズミ・ハトやインコの仲間

食べるもの的に必要のない動物は、胆のうを持ってない・・・?ような気がしますね。

参考:岡山畜産便り-無胆のう動物

まとめ:胆石症の歴史

胆石症の歴史

胆石症には昔っから悩まされてたらしいですが

胆石を取り除く手術では、どうも再発してしまったり、胆汁が漏れる事があって困ってた。

結論、胆のうを摘出するのが良いと判断されて100年、この方法が続いてます。

つい最近になって、腹腔鏡手術が主流になったみたいですね。

一方、胆石は超音波検査ですぐ見つかるので、胆石がある事にショックを受ける人も居るとか

でも大丈夫。

痛みが出ないなら、そこまで大変な病気ではないのでチマチマ病院に通いながら、様子を見ましょう。

オススメは、超音波検査機器を置いている病院です。

できれば内視鏡も置いてる所が良いですね。違う病気にもなってる可能性があるんで。

食事はゴリゴリに制限しなくても良いんですが、できるだけ偏りのない食事をするよう努めましょうね。

作るのがメンドイ。どんな食事がいいか分からんって人は、お試しにどうぞ↓↓